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「態度が悪くてすみません―内なる『他者』との出会い」 内田樹著
本書のテーマ 知ること /知りたいのは、「私がまだ知らない私」
- 他者を経由してしか「私についての知」は入手できない
- 身体感受力とコミュニケーション感度の相関関係
- 若い人と話が通じないと思ったらどうすべきか
- 身体性の欠けた言葉が相手の心に響かない理由
- 死者を「弔う」ことの意味…靖国論争をめぐって
みなさんは誰の口からであれ、「すみません」ということばを引き出してしまったときには、少し緊張した方がいいと思います。「あなたが何を言いたいか、何を考えているか、私にはもうわかっている」という対話を遮断するシグナルなんですから。-本文より-
内田樹氏の発想は常識を覆す。浄土真宗の教えは常識だと思っていたことがくつがえされる教えだという。物事の本質を見据えていく教え。あれ、それだと学問と同じ?本当の真宗って何を言うんだろう。
真宗の教えを離れながら、また戻ってくると何かつかめるんじゃないかなぁ。一度、真宗の常識っていうのも覆してみたら…。まっさらに戻って考えてみると結構分かることもあるのではないかと思ってしまいました。(ちょっと聴聞日記のカテゴリーに絡んでいます)