12/1付中日春秋に小学校5年生から中学校3年生を対象にしたアンケート結果について書かれていた。
 65%の子どもが「もっと増やしたい時間」は「睡眠時間」だと答えている。「時間的ゆとりがない」が41%。10年前に比べて11%も増えた。ゆとり教育世代にしては全然余裕がない」。しかし、気になったのは次のことだと言う。
 増やしたい時間:「勉強する時間」「家族とすごす時間」が増加/「テレビを見る時間」「テレビゲームをする時間」は10%減少
 もっと知りたいこと:「塾や勉強の話」が増加/「タレントやテレビ番組の話」は減少
「友達のことをよく父母に話す方だ」と「将来は親と同じような人になりたい」が増加/「家族にいっていない秘密がある」は減少
「本当は塾に行かないでもっと遊んでいたい」が8%も減った。「本をよく読む」が15%増えたことも、親が求める「いい子」になろうと、賢明に頑張っている子どもたちの姿が見えるような気がする、と感想をまとめていた。
 自分は、中学生の娘がいるがそのようには捉えていない。結構自分というものを見つめているし、めちゃくちゃ頑張っているが、それ程の悲壮感はない。むしろ「いい子」になることを楽しんでいるようだ。今日、たまたま聞いたら小学校時代には戻りたくないそうである。それだけ毎年成長しているということで、また最初には戻って、同じ苦労はしたくないということである。モラトリアム時代が長く続いたが、このアンケートの子供たちは、自主的に大人になっていく道を選んだとも言える。昔は勉強をやらされていたが、今は変わってきているようです。(昔は塾を逃げ回っている子どもがよくいましたが、今ではあまりいないようです。)