『市バスが急ブレーキをかけたため、座席から落ちて首を捻挫するなどしたとして約500万円の損害賠償を求めた訴訟で「市バスは安全輸送の義務がある」として、約270万円の支払いを命じた。』
 2.7万とか27万なら分かるが270万円とは。自分は最近バスに乗ったことがないのだが、以前乗ったときには、やむを得ず急ブレーキをかけることがありますと再三注意のアナウンスが流れていた。こんなことで賠償金が発生しては、運転手は萎縮してしまう。よっぽどのことがない限り自己責任であろう。
 また、重度の障害者の方が、コンサートのチケットを入手しようとして、「チケットを入手されても、後で席をお取りすることはできないと判断する場合もあります」と言われたのを拒絶されたと感じたようで、「どんな障害があったとしても、コンサートへ出掛けて音楽を楽しむ権利はあると思います」「これでは不公平になると思います」と述べていた。
 何かおかしいと感じるのは私だけでしょうか。
 健常者でもコンサートなどに行きたくても行けない場合も多いです。この方は何回か恩恵に預かって、1回そう言われたことを権利を侵害されたと感じているようですが、障害者の方が優遇されている場合も数多くあります。全部断られたなら問題ですが、設備によってはまだ障害者の方を受け入れる準備の整っていない場所も多いでしょう。むやみに権利を主張すれば、不要な対立を招きかねません。厳しいことは承知であえて言いますが、してくれなかったと怨みごとをいうより、出来たご縁を喜ぶことのできる人間になっていきたいものです。