今日も昨日に引き続き岡崎教区13組の夏期講習会がありました。会場は一色町の教栄寺で、法話は三島多聞師でした。
 お仏飯の意味についてのお話を聞かせていただきました。
 真宗門徒は、仏壇のことをお内仏と言います。仏壇とお内仏の違いは、仏壇は物、お内仏は信仰の対象であるということ。仏壇には値段をつけることが出来るが、お内仏には値段をつけることが出来ません。お内仏とは、家の内にある仏さま、もしくは心の内にある仏さまという意味です。ちなみに門徒とは、門下に集って教えを聞く生徒のことだそうです。
 形あるものは必ずその意味があります。仏さまの心も形になって初めてわかります。私たちは目に見える形でそのものを知ることができるのです。内容は形となり、形を通して内容を知る。その見方もこちらの根性で見ていたら中身が見えないということです。
 お仏飯のお給仕には、仏法を聞く準備ができたという意味があります。仏法を聞くという歴史(伝統)をお仏飯のお給仕という形で表わしているということです。お内仏の荘厳はすべて浄土の荘厳に出会うという形です。その意味を知れば、自ずとお荘厳が出来るはずだということです。基本は仏法を聞くという姿勢、その姿勢なくしてお荘厳はありえないのです。意味のある形は伝統になりますが、意味のない形は因習として残ります。それが先祖を霊にして、祟りがあるかのようにお参りするようならば、因習に他なりません。
真宗門徒である自覚をもってお給仕して欲しいとのことでした。