念仏の意味について自分なりの納得の仕方を2,3持っていると書いて、紹介したことがありますが、またその一つを開示したいと思います。それは、自分が念仏をするときは必ず偶数回と決めているということです。何故かと言うと、2回の念仏を、「前念命終、後念即生の念仏」と意味付けているからです。1回ごとの念仏によって、死に変わり生まれ変わっていくイメージをもって、無常を感じようという試みなのですが、こうすることによって、自分は念仏申すということには抵抗がなくなりました。また、更に2回念仏をすれば、それは「願作仏心、度衆生心の念仏」と考えています。こうして十念にも意味を付けることができるのではと思っています。あくまで自分の感じた念仏の意味ということで十念するには、あと6つの意味が空いています。とにかく「前念命終、後念即生の念仏」を実践しているということです。