英語と日本語の音で興味深いことがあります。それは、canと缶、soと‘そう’、roadと道路、shiverと‘しばれる’(東北地方の方言)のように音と意味が微妙に似ている単語があります。kennelが「犬寝る」、dictionaryが「字引く書なり」、というのはこじつけですが何となく親しみがわいてきます。言いたいことはecho(こだま、山彦、反響)という英語。これが自分には‘回向’に通じるように思われるのです。南無阿弥陀仏と言うと南無阿弥陀仏と帰ってくる山彦の念仏。昨日書いた二種の回向特に還相回向は、生涯考えて行く課題となると思われます。教行信証を読み解くということは、往相回向還相回向の二種の回向を何とかすることだろうと思われます。抽象的に「何とか」としか今は言えません。少しずつでも理解(体解)したいものです。