熊野観心十界曼荼羅』について
熊野観心十界曼荼羅」の図像は、横の中心水平軸を境にして、地上・天上世界と地下世界に分かれています。水平軸の上には、家・施餓鬼・墓などが描かれ、その上に人界・菩薩界・天界、更にその上に縁覚界・声聞界が、そして中央の「心」の文字の上には仏界が配置されています。また水平軸上には釈迦如来閻魔大王がいます。水平軸の下には、修羅界・賽の河原・餓鬼界、その下に畜生界・三途の川・地獄界が続いています。
熊野観心十界曼荼羅」は「地獄極楽の図」と呼び習わされているように、生から死、六道輪廻ことに「地獄めぐり」が絵解きの重要な課題となっています。この絵は人生の山坂や他界遍歴を描くのみならず、六道輪廻からの解脱と成仏とが組み合わされ、中世以降の民衆の宗教意識を現代まで継承してくれている大事なものといえるでしょう。
 ちなみに市民万博のテーマは「かけがえのないものの持続可能な社会の構築」でした。「絵解き座」は、万博でこの絵を絵解きすることによって、あらゆる‘いのち'の大切さを伝えてきました。

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左右田さんへ十界曼荼羅の解説です。ちょっと長いですがなんとかお願いします。

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座長より問い合わせの電話がまあまああるとの連絡がありました。今日中日新聞の日曜日宗教トピックスの欄に告知されると担当の人から電話がありました。毎日新聞は30日付の23面の「舞台」というところに告知されていました。6/3の中日新聞東海ラジオでの告知ですべてです。(三河新報は確認できていません)今回のイベントで「三河スーパー絵解き座」の名前を結構出していただけました。やってみれば出来るものですね。後は、口コミでチケットの販売をお願いします。紗蓮さんから数人参加の連絡がありました。
イベントまであと8日。