今日は声明作法の勉強でした。
正信偈を唱和するときの心構え。
「本願念仏の教えに遇い得た聖人の感動に同感していく」

他宗は聞かせる声明。
真宗は僧俗共に聞き合う声明。
同朋唱和とは、念仏を引き出す勤行である。
大きな声で声明できるように、お互いが調和しないといけない。
できる人ができない人に合わせて助けてあげる。
そしてみんなが大きな声で声明する。同朋の意味である。
正信偈が終わったあとに念仏が自然に出てくるのが良い。
聞かせる声明ならば拍手である。

宗祖親鸞聖人750回御遠忌 同朋唱和勤行集を作ったのには、
そんな意味があったとは、誰も説明してくれなかった。
 
初重、二重、三重の声が出ないという人もいるが、
恩徳讃(旧譜)の音階はその全てが入っているので、
恩徳讃が歌えて念仏和讃ができないことはないはずと言われた。
恩徳讃にそんな配慮があったとは。