以前こんなことを書いた事があります。

2011年1月24日のブログより

東海テレビ23時からやっていた「ほこ×たて」超矛盾対決。
1/24は「絶対穴の開かない金属×絶対穴を開けられるドリル」の対決 。
前回勝ったのに単身で乗り込んでいかなければならないのは、
大掛かりな機械がドリル側の工場にあるためでしょう。
10cm四方くらいの金属を大勢の応援がいる敵陣に持参し、あとは自らの技術を信じるのみ。
結果は絶対穴の開かない金属の防衛となりましたが、ドリルのメーカーはみんな大手の企業。
どうしても弱そうな方に味方してしまいますが、
これが意外と防衛してしまうという予想外の技術力にまた驚きます。
素晴らしい企画でした。こんな単純なことで感動させることができるなんて。
お互い会社の名誉と技術の粋を掛けて、K1ばりに戦う真剣さが、
終わったあともすがすがしく両者ともに拍手をしたい気持ちです。
これを見た若者が技術者を目指すなんてこともあったらいいし、
多分日本のなかに一人や二人はそんな人も出てくるでしょう。
まだまだ番組のネタはあるじゃないですか。
二番煎じやマネはせずに各社競って、
このような真面目だけど面白い番組をつくってほしいと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%BB%E3%81%93%C3%97%E3%81%9F%E3%81%A6

今日(2012年5月11日)のインターネットニュースにこんな記事が載っていました。

ほこ×たて」で負け知らず、応募急増の企業は 読売新聞 5月11日(金)10時27分配信
 金属加工の日本タングステン(福岡市)は10日、2013年春の新卒採用の応募者が134人と、前年の1.5倍に増えたことを明らかにした。
 フジテレビ系の娯楽番組「ほこ×たて」で、自社製の超硬合金が、どんな金属でも穴を開けるというドリルと対戦し、負け知らずの好成績を残したことが話題となって志望学生が急増したという。
 日本タングステンの採用予定数は5人。インターネットなどを通じた説明会への登録者は約1000人に上り、入社を正式に志願した学生が134人、競争率は約27倍に達した。現在、最終選考の段階で、近く内定者を絞り込む。

やっぱり、という感じですが、一人や二人ではなかったことには驚きました。
日本はちゃんとやるべきことをやっていれば、捨てたものじゃないんですね。
 
今思っていることは、
この夏の電力不足について、
「乗り切る工夫をしろ、出来る限りの案を出せ」という命令を掛ければ出来ると思います。
待機児童の問題について、
「この問題をなるべくお金を使わずに解消する方法を考えよ」と担当者に命令したらどうでしょうか?
絶対に出来るはずです。公務員試験に出したら良いと思います。
全ての常識を取り外して、どんな馬鹿げた案でも真剣に検討していくことが必要です。
心構えからして間違っていると思います。
絶対に国民の為になるようにがんばるという気持ちが、
今やろうとしている事から見えてきません。
現在無い7000億円を、効果の解らない(多分解決にほど遠い)政策につぎ込もうとすることが、
いかにまともではないか。
何がおかしいのかがだんだん見えてきます。癒着構造・保身主義はもう救い難いです。
 
技能と誇りを持った公務員集団は絶滅してしまったんでしょうか。
全ての公務員に映画「生きる」を見てもらいたい。
そして、一人でも気概のある人に出て来てもらいたいと思いました。