ニュースではいろいろ言っていますが、
水棺だろうが、トレンチの水を移送するにしても
時間稼ぎや前段階のことで、連続冷却への行程は全く行なえていません。
基本的な原発の収束は全く手付かずのようです。
何かやっている感を出さないといけないと思っているのでしょうが、
東電首脳および官邸の危機感はどうなっているんでしょう。
それが分かっていても、これぐらいのことしか打つ手が無いということなんでしょうか。
枝葉のことに対する、さもやっている感の会見や資料作りの手間は止めて、
早く連続的に冷却できるシステムを稼動できるように、
そこに向けて120%力を出しきってもらいたい。
収束へのロードマップに対する外部(外国の応援部隊)の客観的な意見を聞きたいです。

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今日の新聞に「この震災で亡くなった方や行方不明になった方と
ほぼ同じ数の人たちが、毎年自分の命を断つ国となってしまった日本。」
という言葉がありました。
毎年、生苦災が日本を襲っているのに、全く感じとっていない国、日本。
今回と同じだけの、いや十分の一のお金をつぎ込んでいれば、
自死による毎年3万人の犠牲もだいぶ減っていたであろう。
所詮、他人事なのである。
自分たちに責任が降りかかってきそうなときには、
自分たちの責任を無視して、また国民の税金で尻拭いをしようとしている。
税金を使うなら、
今のようなわが身可愛さによる「何でも補償します」と言ってもらうわけにはいかない。
はっきりとした使途を発表して、これなら無駄が無いという国民の承認が必要であろう。
少なくとも精神的苦痛に対する補償をするというなら、東電が持つ(独自の会計で)べきである。
「最少不幸社会」の言葉がむなしく、不幸は拡大している。