今日、2004年発行の船井幸雄氏の本を読んでいて、ブログで情報発信を
していることを知りました。その本には、それまでの世の中の動きを
これからこうなると予想し、そのように動いていると書いてありましたが、
2004年から2010年では、あまり当たっていないようにも感じました。
しかし、言っていることに何か力があるから、これほどの人気があるのだろうと
思ったので、早速ブログを覗いてみることに…。
http://www.funaiyukio.com/funa_ima/
なるほど、ここまではっきり言われると、
そのように動いたもの勝ちということですね。
何となくわかるような気がします。
 
もしドラ」の二階正義が企業家になるために野球部に入ったのと同じです。
日本においては「体育会系」というキャリアが、有利になり、実業家の中には
学生時代の運動部での人間関係を人脈作りの基盤としているものが多い。
企業が人材を採用する際、運動部に所属していたという経歴は
大きなアドバンテージのなる。で、二階正義は野球部に入った。
主人公の川島みなみはそんな理由で野球部に入る人間など、
これまで聞いた事が無いと、驚くと同時に感心した、とありますが、
これから、人脈作りのためにと意識して何かをするということも
有りというか、世の中それで回っていたのかもしれません。
 
「世の中は人脈で動くことを知らない人たち」という題で書かれていますが、
学校では、そのような打算的付き合いはむしろ否定されていたように思います。
今の政治家なり、タレントなどを見ると人脈以外何者でもないひとが
多すぎる気もします。実力よりも人脈(人脈というよりゴマすり?)は
大事なのでしょう。身近な例でもそれは理解できます。
 
思い計らって人脈を作るのもどうかと思いますし、
そこには思ったような人脈はできないとも思います。
船井氏の言うには、
「私がびっくりしたのは、多くの人が、
利害とか損得中心で、人と付きあっていることでした。

それでは、すばらしい人脈はなかなかできないでしょう。
また、他人を批判し、平気で悪口を言い、
批判する人が多いのにもびっくりしました。
これでは、やはり人脈はできにくいでしょう。」
 
人脈は大事だと思います、がそれも仕事に関してと限定されると、
損得の小さな世界です。損得を超えて一生を通じて人生の人脈というものに
目を向けたとき、そこには、それほどの人はなかなかいないのだと、
改めて認識させられました。