お客様からの質問がありました。
「高田派なのですが、35日の蝋燭は赤色ですか、白色ですか?」
答えは、
「白色」
だそうです。
高田派では入仏と報恩講は赤い蝋燭だそうです。
 
では、他宗派はというと、はっきりしないというのが本当のところです。
どこかで統一した見解もあるのかも知れませんが、それがどこにあるのかも分かりません。
お西では、3回忌から赤というのもあれば、7回忌からというところもあります。
お東では、35日まで白で忌明けは赤というのもあれば、35日までの七日七日も赤というのもあります。
真宗では、少なくとも入仏法要、報恩講、50回忌は赤色の蝋燭で統一されているようです。
   浄土真宗では、「開眼法要(かいげん-ほうよう)」とか、
   一般に「開眼供養」、「精入れ」、「入魂式」、「魂入れ」
   とも言う言葉で言われる法要は行ないません。
   浄土真宗では、本尊などに魂を込めるという概念が無いため、
   「御移徙」(ご-いし、お-わたまし)と呼ばれる慶事の法要を営みます。
   「お-わたまし」を使って分かる人は、ほとんど100%に近いくらい、居ません。
   共通の言葉としては、「お入仏」をつかうことがあります。
   
浄土宗では入仏法要に赤を使ったり、白を使ったりするようです。
その他の宗派のことも、よく分かりません。
そのつど、旦那寺のご住職さまに伺って、ご用意くださいというしかありません。
他にも結構、そういうよく分からない事例があります。