あきれたことではないのですが、ちょっとニュースが気になって調べてみると、
 7日早朝、東京都世田谷区北烏山、自営業、田辺和行さん(45)方が全焼し4人が死亡した火災で、田辺さんの父、宗一さん(75)が近所の住民に「仏壇の線香に火を付けようとして、そばにあったバスタオルに引火した」などと話していたことが分かった。警視庁成城署と東京消防庁で死亡した4人の身元確認を急ぐとともに、出火原因を調べている。
 近所の主婦(60)によると、宗一さんは燃え盛る自宅を見つめながら「仏壇の線香に火を付けようとして、そばにあったバスタオルに引火し、燃え広がった」と話していたという。

 このほかにも1/4、昨年の12/25など多数、仏壇の火が原因の火事が起こっています。現にこれだけ多くの火事が起こる原因となってしまっていては、仏壇屋としても何か対策を考えなければならないのではと思いました。
 と思ったところ、なかなか良い対策が見つかりません。昔は灯心に油を使って灯りを点していたのですが、今はほとんどが電気です。お線香に火を点けるときだけローソクを使うことになります。しかし、そばにあったバスタオルに引火とは、どうして仏壇のそばにバスタオルがあったのでしょう。
 対策としては、小型の消火器をその部屋に設置するようにするくらいでしょう。
 仏壇のお世話をする人はお年寄りが多いので、ご自身もしくは家族の方が十分に注意するしかありません。仏壇の前を離れる時には絶対に火を始末する。着物の端には火がつきやすいので着物を着たときには特に注意するなど、基本的なことを守って、手が震えるなど少し取り扱いが危なくなってきたら、もう火は使わないようにする。そんなところでしょうか。
 今年一年火事には気をつけましょう。

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 ロシア ウクライナ経由の欧州向けガスをストップ
 ウクライナ側の発表によると、ロシアが、ウクライナを通るヨーロッパ向けの天然ガスの供給を止めました。ヨーロッパ各国に影響が出始めています。
 雪に覆われた東欧ブルガリアの首都ソフィアでは、レンジに点火しようとしてもガスがほとんど出てこない状態です。ギリシャやトルコもガス不足となっています。ウクライナの国営ガス企業「ナフトガス」は7日、「ロシアからウクライナを経由してヨーロッパに供給される天然ガスが完全に止まった」と発表しました。問題の発端は、ロシアとウクライナの間でガス料金をめぐる交渉が決裂したことで、ロシア側は1日、ウクライナ向けのガスの供給を停止しました。さらに、途中で抜き取られることのないよう、ヨーロッパ向けの供給の削減も始めていました。
 ニュースでも言っていましたが、世界中が保護主義的になりつつあり、資源のない国は今後ますます苦しい外交交渉を強いられる。日本はそれについても全くと言っていいくらい手立てをうっていない様子。いざと言うときにどうするつもりなのでしょうか。しかし、お互いに助け合うということはまず助ける方から始めなければ無理でしょう。恩も恨みもやったことに対して報われるんだと思います。ラジオの竹村健一さんの番組でゲストの人が言っていました(本を出版している)が、世界には日本に恩義を感じている人たちが少なからずいるということです。