中日新聞が変わってきている。明らかに厚さが薄くなってきているのだ。以前のおおよその紙面積広告率が40%くらいだったのに対して、紙面が減ってさらに30%前後(私算)に落ちている。これは読むほうにとっては読みやすくなって歓迎なのだが、購読料アップにつながらないか心配である。
 その影響かは知らないが、サンデー版が金曜日の週間テレビガイドと統合される。予算が掛かりそうな漫画は今回で最終回となる。
 不況は厳しいかもしれないが、生活全般が落ち着くという効果もあって、自分はこの雰囲気は嫌いではない。むしろ好景気は、いらいらすることが多く落ち着かない。
 ただ、政府の無能さには、毎日いらいらさせられるし、なんともならない苛立ちは存在する。
 昨日、ホリエモンがTVで、定額給付金は効果がないが、毎月5万円ずつ配れば少しは変わると言っていた。財源はどうするのだろう?と思って聞いていたら、消費税を20%にするとのこと。するとどうなるであろうか。もともと生活費20万そこそこでやっている家庭は全部消費しても消費税は4万円。ホリエモン曰く「公共事業はもともと雇用対策の面もある。中抜きして直接5万円配れば、余計な仕事もなくなりもっと効率が良くなる。」全く持ってそうして欲しいという立派なアイデアである。
 何もしなくても最低5万円の生活費があるという安心感は、ホームレスの人にとってもかなりなものだろうし、6万円程の国民年金しか貰っていない人は、そのプラス5万円で少しは息抜きが出来るであろう。本来、政策というものはそういうものだろうと思う。困っている一部を救うために相互扶助する。ある所からない所へ有用なもの(お金、資源、技術等)を回すのが政府の役目だろう。この国は、インターネット、携帯電話、ETC、郵便、リニア、大学教育に至るまで方針がなさ過ぎる(裏がありすぎる)。この不況下に携帯とパチンコ(だけではない)がどれだけ製造業の足を引っ張っているか。
 何が大事で、何を守るかを間違えると(すでに間違いの構造が出来上がってしまっているので一度は政権交代が必要)、この国の未来は本当に希望のない、混沌とした借金だけが残る国になってしまう。