ダーマ&グレッグ(原題: Dharma & Greg )を知っているだろうか。アメリカのコメディドラマである。NHK総合テレビ『ふたりは最高! ダーマ&グレッグ』という題名で放映されていた。ダーマという名前は達磨からきているのだが、ヨーガを教えたり、彼女の感覚、行動は自由奔放で、極めて真面目で常識人である夫のグレッグを巻き込んでいろいろ問題を引き起こす。が、可愛くて憎めない。初期の作品は心底笑える。そして、ある種真理をついている。それがまた笑いを誘うのだが。これを見ると現代の妙好人とは、ダーマのような人のことを言うのではないかと思う。もちろんコメディなので、大半はジョークである。しかし真宗妙好人物語も、ある意味常識を翻すところはそれに似ている。周りの人をアッと驚かし、気づきを与えて共に感応道交する。妙好人と呼ばれている人自身に、自分が妙好人であるというような意識はないと思うが、話を聞くものにとっては、青春ドラマを見ているような爽やか感があったのかも知れない。しかし、敢えて言うと自分は、言い伝えられている妙好人の言動はワンパターンであり、周りをやりこめたというようなブラックジョーク的な心地の悪さを持ってしまう。それだけ芯(信)がぶれていないとも言える。本人に会えば、受ける印象も全く違うのだろうが、今となっては会って話を聞くことも出来ない。妙好人の話は真宗の繁盛を衰退させたと思っているのは自分だけでしょうか。
と、話は反れてしまったが、要は宗教者(特に真宗)ならば、是非「ダーマ&グレッグ」を見てほしい。笑いの中で考えさせられますよ。

                      • -

とんでもないところからリンクで来た人へ、
このブログは仏法を語れる場として、いろいろ発信しています。日常生活のいたるところからヒントに、仏教と関連つけて考えたいと思っています。いろいろな語句から、期待した情報でないブログに迷い込んでしまったと思っても、ちょっと一服して行って下さい。
「本堂の無いバーチャル寺院「こころの寺」は誰もが持てるお寺。世の中にお寺の住職になろうと仏法を学んでいる人はたくさんいます。しかし、どれだけの人が真剣に仏法を考えているでしょうか。また、仏法を語れる場を求めているでしょうか。そんな疑問から生まれた」のが仁隆寺です。
 そして「こころの寺」構想は、全国のそのような人がそれぞれ「こころの寺」を持って仏法を発信しあうことによって、既存のお寺の刺激になればと思うわけです。それを仮に「ひとり一ヶ寺運動」ということにしましょう。こんな活動をしているという人があれば是非情報をください。宜しくお願いします。
 在家の人よ、「非俗非僧」の精神を持とう