車を降りるときにふと脇のボックスからカセットテープが出てきた。かけて見ると次のような歌詞が聞きなれたメロディーと一緒に流れてきた。6カ月くらい隠れていたテープだ。この「桃」という歌は最初はなんて甘ったるい歌なんだとあまり好きではなかった。しかし、最近自分はこの歌が好きになってきた。よく味わうと立派な法話になっている。4〜5分の法話であるがまた感動で涙してしまった。真宗的というか、本当にいいですねぇ。誰が歌っているかは調べてみて・・・

♪「桃」
抱きしめたいと言う言葉の 意味とは裏腹に
不安や寂しさを君に 押しつけようとしていたんだ
ここに来る途中に君の 好きな桃を選びながら
救われることしか頭に なかった最低な僕
君のようになりたいはずなのに 駆け引きのない気持ちを いつもくれる君のように
高い場所に実をつけた 桃に手が届くように
君を抱き上げることさえ 思いつきもしなかった
高い場所に実を付けた 桃に手が届かない君に
気づかないような僕の手は 柔らかいものを潰してしまう

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駄目なところをたくさん 僕の中に見つけても
どうして嫌わないで 一緒にいるのと聞いた時
そんなことで変わるような 気持ちしかない人に
好きと言われるのは自分も いやだからと答えた君
一人では感じられなかった気持ちが 僕の中で実る 君の言葉で実る
高い場所に実を付けた 桃に手が届くように
君を抱き上げることが 幸せだと僕は気づく
今までどんなに知りたくても 知ることのできなかったことを
一つ一つあきらめずに 僕は君と知っていく

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高い場所に実を付けた 桃に手が届くように
君を抱き上げることが 幸せだと僕は気づく
一人占めすればいいのに 地面に足をつけた君は
一緒に食べようと笑うから 桃はもっともっと甘く香る